40歳以降に、「ニセの食欲」が出てくることをご存知ですか?
ここでは、その原因と対策を紹介したいと思います。
アラフォー以降に「食べ盛り」を迎える人が増えているようです。
代謝が下がる40代の体での食べ過ぎは、肥満につながります。
この食欲の原因は、ホルモンバランスの乱れと自律神経の乱れからくるようです。
自律神経の働きと、ホルモン分泌に関係しているのが、
脳の視床下部という部位です。
視床下部は満腹中枢を管理していて、
食欲や空腹感をコントロールする役目もあります。
40代以降は、ホルモンも自律神経も乱れがちになり、
その視床下部の働きが不安定になってしまうのです。
その結果、空腹ではないのに
「お腹が空いている」と錯覚するニセ食欲が発生します。
異常な食欲は、糖尿病の初期症状や更年期障害の可能性もあります。
糖尿病になると血液中に糖が増えますが、
糖尿病初期では、上がった血糖値を下げようとして
インスリンが過剰に分泌されます。
すると今度は、必要以上に血糖値を下げてしまうことになり、
低血糖が過食行動を引き起こしてしまうのです。
また、更年期に入ると、エストロゲンの減少やストレスによって、
過食行動を起こすことがあります。
1日3回、普通の量の食事をしていたのに、
急に食欲が増えたり甘いものが欲しくなったりする…
というような症状が現れた場合、
糖尿病や更年期障害の可能性を考えてもよいかもしれませんね。
いずれも、自分でコントロールするのが難しいので、
病院に行くことをおすすめします。
一般的には45~55歳が更年期といわれます。
更年期にはいろいろな症状が出てきますが、
これには女性ホルモンのエストロゲンが関係しているようです。
エストロゲンは8〜9歳頃から卵巣で分泌され、
30代半ば頃にピークを迎えます。
それ以降は、卵巣機能の低下とともに
エストロゲン量も減っていきます。
そしてエストロゲンは、40代後半から急激に減少します。
このような変化にともなって起こるのが
更年期障害と呼ばれるさまざまな不調なのです。
エストロゲンの分泌量をコントロールしているのは、
視床下部の下垂体です。
しかし40代後半からは、下垂体が分泌を
指示しても分泌されないので、脳が混乱を起こします。
その混乱は自律神経にも伝わって、
冷えなどの不調が起きるのです。
更年期には、ホルモンバランスの変化が、各種の不調を引き起こします。
具体的には、
頭痛、めまい、
ほてり、発汗、
のぼせ、イライラ、
肩こり、冷え、
動悸、不眠、
下痢、便秘
などです。

これらの症状は「不定愁訴(ふていしゅうそ)」とも呼ばれています。
精神神経症状、
運動器官の異常、
泌尿器・生殖器系の異常、
知覚障害など
多種に渡りますが、症状には個人差があり、
かなりつらい人もいれば、とくに症状が出ない人もいるようです。
「更年期=更年期障害」というわけではありません。
実際は体の不調が強く、
病院での治療が必要な状態を
更年期障害と呼びます。
ちなみに日本産婦人科雑誌によると、
一番多い症状は肩こり、

二番目が疲れやすい、

三番目が頭痛です。

更年期障害は、1人で乗り切ろうとするとつらいものです。
家族にも頼りながら、自分の体と向き合うことをおすすめします。
旦那さんにも、自分の状態をきちんと説明し、助けてもらいましょう。
更年期障害のつらい時期には、
自分の気持ちをコントロールすることは難しいものです。
そんなときは、自分を許すような心持ちも大切でしょう。
例えば、予定していたことができなかったときなども、
自分を責めてなくてもいいのです!
それは自分を苦しめることになります。
自分に寛容でいることが、ひいては家族や他人に
寛容になることにもつながるはずです。
趣味や好きなことに取り組んだりして
ストレスをうまく解消しながら、
乗り越えていきましょう。
40代ママの食欲を抑える対処法を知ろう
家族で健康を意識し、食事はよく噛む
過度な食欲を抑える第一歩は、まずは日々の食事から。
難しいことはありません、まずは「よく噛む」という
基本を守ってみてください。
「30回噛むとよい」と聞いたことはありませんか?
これは事実に基づいた話で、何かを噛むほど満腹中枢が刺激され
「お腹がいっぱいだ」と感じやすくなる仕組みがあるのです。
「食べても食べても、満たされない…もっと食べたい…」
そんな人はじつは食事の量ではなく、
食事のスピードが問題であることが多いのです。
食欲をなくすことはできません。
でも、よく噛むことを徹底するだけで、
食べる量が確実に減っていきますよ。
よく噛むこと、そして食事に時間をかけることを、
ぜひ意識してみてください。
食事前にコップ一杯の水や炭酸水を飲む
食事の前にできることもあります。
それは、ご飯やお菓子などを食べる前に
コップ1杯のお水を飲むことです。
コップ1杯の水をお腹に入れることで、
食事量の制限につながる効果があります。
もちろん、この方法で毎回食欲を止められたり、
食事量が確実に減るわけではありません。
それでも「何か食べたいな」ということが続いたときなど、
コップ1杯のお水を飲めば
「あ、じつはそんなに減ってなかったかも?」
と思うことがあります。
水よりもおすすめなのは、炭酸水です。
炭酸水を飲むと胃がふくれるので、お腹が空いたときに飲めば間食を予防できます。また、食前に飲めば食事の量を減らす効果も期待できます。ただし炭酸水は無糖のものにしてくださいね。
内臓の周りの筋肉を整えて代謝を上げる